「殿下の頭に生えている立派な獣耳と、モフモフの尻尾は本物ですか?」
花で人々の願いを叶える聖花術師のエリス。第一王子ウィラードの誕生祭に招待され、はりきって用意したお祝いのプレゼントを渡したら――なぜか呪いとすり替わっていた! 奇跡的にウィラードは無事だったが、代わりにエリスは王子暗殺未遂の犯人として無実の罪で捕らえられてしまう。絶体絶命の大ピンチにエリスが絶望していた時。真犯人はエリスではないと最初から見抜いていたウィラードが現れ、堅物騎士やオネェ枢機卿と共に無実を証明する手助けをすると言い出したのだが……なんとウィラードは中途半端に呪われて半獣化していた! しかも、その呪いを一時的に解く方法はエリスとのキスしかなくて――!?
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