〈ゲート〉
それは、世界中に突如現れた異界の門。
それは、世界に恐怖や絶望を与えた。
それは、不幸の象徴。
12月25日
とある聖人の産まれた日。
クリスマスと呼ばれるイベントの日。
誰かが幸せな時を過ごし、誰かが寂しい時を過ごす日だ。だが、そこには幸福はあっても不幸はない筈だ。少なくとも絶望というものはないだろう。
そんな日に、おそらくは世界中の誰もが、
絶望の淵まで沈むことが起きてしまった。
〈ブラッディー・クリスマス〉
世界人口の3分の1が、この世界から姿を消すことになる、最悪の災厄。
あれから3年が経った。
人の負の感情に敏感な主人公、夜野圭はいつもどうりの日常を過ごしているただの高校1年生だった。
だが、彼の元に、ゲートを管理する組織の人間が現れた。そこで、明かされた秘密に圭は戸惑うしかなかった。魔法と呼ばれる新たな力、それを駆使することができる魔法師の存在。そして、ゲートがまだ閉じていないという事実。様々な事実を突きつけられた圭は、そこで、1人の少女に出会う。無機質な目をしていて、死神と呼ばれる少女、夕嶋明に。
そんな中、再びゲートが出現する。
ーー大切な人を守るため。夜野圭が選んだ運命とは。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
残酷な描写あり
最終更新日:2015年04月30日
バトル 異世界 ファンタジー
読了時間:約53分(26,121文字)