王都の広場は人でごった返していた。通り過ぎようとしていた人も立ち止まり、その「見世物」を興味深げに仰ぎ見る。民衆が仰ぎ見る先には、まだ、少女の面影を残す女性が木の棒にくくりりつけられていた。それは、魔女狩りと呼ばれるものであった。少女、イーニアは火刑に処される寸前であるにも関わらず、静かに一点を見つめていた。
これは、限りなく終わりに近い場所から始まった、少女の再編の物語。
愛しい人に、愛しいと伝える物語。
※タグにシリアスとありますが、保険で入れたものなので、そこまで本格的なシリアスではありません。
年の差 シリアス 女主人公 西洋 ファンタジー 盲目 薬師 恋愛 異世界 マンガUP!賞1 ネット小説大賞八感想
読了時間:約77分(38,491文字)