僕は勇者五代目。代々勇者の家系さ。これから楽しい冒険の旅が待っている。……はずだった。 パーティーは戦わない僕と同い年で口達者なリザベラの二人。

吸血鬼に襲われ、燃やされた町の生存者は幼い子たったの二人。成長したコース、ロズの二人は協力者とともに、記憶を頼りに国をまたいだ復讐の旅に出る。誰も吸血鬼の存在を信じてくれなかったが、やがて吸血鬼も人間を積極的に襲うようになっていった。

どこにでもありそうな公立高校で起こる、ちょっと不思議な三角関係。 同じ人を再び好きにならなかったとしたら……

友達に聞いた噂話を試してみるが……

「雨降ってきたな」 「雨……って言うより、みぞれ雪っぽいですよ、先輩」 そんな会話から始まる、どこか狂った日常。

俺は毎冬スキーに行くことだけを楽しみに生きていた。今年はスキー場にて、滑りの参考にしたいほど上手いスキーヤーを発見した。しかし、その男性はウェアのみならず板までも黒一色で……？

探偵として働いていた少年、ジェイ・コンティは、師匠の都合で知り合いの探偵の下に預かられることになった。なかなか偏屈だと言う噂を聞いていたが、入るなり門前払いをさせられそうになり？！ 他サイトやアンソロジー「Lacrime rosse 吸血鬼作品集」にも掲載しております。

失業中の西山に、友人から仕事の誘いが来た。会って話を聞くに、どうも何か隠しているようだ。しかし、お金がないのも事実。西山は一週間だけ受けることを決意した。

　十九世紀半ばのギリシャ、とある露店で主人公の男性が見つけた指輪には不思議な力が宿っていた。指輪は自身が辿って来た過去を見せ、巻き込まれた主人公はサントリーニ島へと向かうこととなる。 この作品は、初出は「Crimson　Regalia　吸血鬼作品集」であり、本作はその加筆修正版となります。

両親を亡くした女はさみしかった。いつも広い家のなかで独りぼっち。でもある夜、男が訪ねてきたことから始まる物語。