作品一覧全5件
短編
 或る絵描きの個展は、龍馬を描いたものだった。  そこに客としてふらりと立ち寄った男は、絵描きの話を聞きながら、龍馬を感じようと自ら絵の中の龍馬になりきるのだった。  お馴染み坂本龍馬の生涯を短くまとめたお話しです。
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最終更新日:2011年08月03日
シリアス 戯曲 幕末 龍馬 実話系 読了時間:約49分(24,387文字)
短編
 彼は 、間違って埋められた。生きたまま棺に入れられ、 墓に埋葬されたのである。 その中で意識を取り戻し、彼は絶望しかけた。だが、きっと誰かが気付いてくれるのではと、それまで狂気してはならないと、彼は墓の中で壁に日記を書き記していく。  紀元前。  王子カベルは、己の墓の中で助けを待ち、必死に生き続ける……。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2009年11月10日
紀元前 悲劇 王子 読了時間:約9分(4,137文字)
連載 完結済 6エピソード
明治頃。作家である靖高は、親友との雑談の中で全ての生き物の為になる「幸福論」を書こうと思い付く。それは彼が人生をかけてでも書こうと云う大仕事になる筈だった。ところが靖高は、大のつく猫嫌いだった。しかし、そんな彼の家で雌猫を一匹飼う事になる。あまねく生き物の為の幸福論を書きながらも、彼はその猫の存在に気の狂わんばかりに怯えつつ、遂には殺してやりたいとさえ思うようになる。それは、全く矛盾した思いだった。ある日、雌猫はとうとう子供を産むのだが……。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2009年10月19日
猫 動物 シリアス 悲劇 オカルト 明治/大正 読了時間:約56分(27,856文字)
短編
 鬱屈とした心持ちの男は、その気分を晴らしたくて散歩に出掛けた。その路で出会った女の子は、電信柱を駆け回る小さな蜘蛛を眺めていたので、男もつい、一緒になってそれを眺めてしまう。仔蜘蛛は一生懸命に自分の住処を作れる場所を探しているのだった。 やがて仔蜘蛛は丁度良い草が生えているのを見付ける。
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最終更新日:2009年10月17日
動物・虫 ハッピーエンド 童話 ほのぼの 子供 読了時間:約15分(7,314文字)
短編
満員電車に乗り、帰路につく男。最前車両で運転士の後ろから飛んで行く風景を楽しんでいた。やがて電車が踏切に差し掛かると、そこには幼子を胸に抱いた母親が居た。男が見ていると、突然彼女は遮断機のバーをくぐり……。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2009年02月26日
電車 自殺 悲劇 子供 シリアス バッドエンド 少年 OL/サラリーマン 主婦 現代(モダン) 鉄道 読了時間:約7分(3,006文字)