これは古代中国風架空のお話である。
時は乱世。三〇〇年続いた黎王朝(れいおうちょう)が衰退し、民たちは飢え重い税を課せられていた。官吏たちは賄賂で贅沢な暮らしや権力をむさぼっていた。
そして反乱が起き、次々と猛将が現れ黎王朝は崩壊した。そして次の天下を取ろうと乱世の時代に入ってしまった。
しかし、この乱世の中、ひっそりと力を蓄えている軍勢があった。その軍勢はどこと戦うこともなく、惑わしの森と呼ばれる樹海の奥にいた。その樹海に入った者は決して戻ってはこれないと言われ、森が深すぎて誰も立ち入ろうとはしなかった。
その恐ろしい軍勢は次第にその存在を知らしめることになるのである。
そんな中、天の力を授かった者が現れ、その者たちは想いや信念の為に戦うことになった。
恋愛、人々の人生を書いた小説である。
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