作品一覧全15件
連載 15エピソード
 この街への興味が薄らいでしまったのは、この街を知り尽くしたからなのだろうかー。   いつからだっただろうか、その疑問が湧き上がったのは。いや、違う。むしろ、何も知らない。観光地や景色といった、よそ者から見たこの街の表層を知るのみで、この街に息づく人、生活、文化、歴史。この街を構成するそのもの自体を僕は何も知らないのだ。  もう一度、この街をこの街の視点で、僕自身の目で見てみよう。二月八日の午後。その強い思いが、僕、霜月拓郎(しもつきたくろう)を神間(かみま)への探訪に連れ出していたー。 章ごとに街の人々と出会い、「街を知ること」を主軸に、大きなひとつの物語になっていきます。
作品情報
ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2020年05月15日
街 異人街 文化財 バレンタイン イースター 冬 チョコレート 教会 祈り 少女 神 暗号 怪盗 宝 読了時間:約146分(72,681文字)
連載 35エピソード
 大々牙象〈おおがし〉高校生の面々に起こる、数々の日常の謎。 ・【鳴き声とともに。】「折れた鉛筆を貸して欲しい」と頼む友人の真意は? ・【気分転換と入部届】忘れた苗木に水をやったのは誰? ・【先輩の遣いと茶封筒】存在しない人物宛の封筒を届ける依頼。 ・【キミのいた跡】酔った猫が集い、お金の散らばった切り株の正体は? ・【Who is the 6th writer(s)?】文芸部品評会にて現れた、第六の原稿の正体は?  しっかり者で新聞部員の雨乃芽来(あまのめくる)、そして読書スランプ真っ最中、「悶える男」黒川零介(くろかわれいすけ)を中心に、日常に潜む謎を解き明かす!  時系列はバラバラですが、他の短編とリンクしている場合があります。その辺も楽しんでいただけたら幸いです。  それぞれの話で完結する短編なので、どこからでも読めます! 雰囲気を掴みたい方は一番最初の「不在の呼出」、日常面は「かりふわのあさ」を読んでみてください。 【黒川零介と喫茶クレイジィ 〜日常と非日常と〜(スピンオフ)】 黒川零介が学外を飛び出し、人々と関わりあっていく中で遭遇する日常・非日常にスポットを当てていきます。黒川の住む市境の向こう側、彩出(さいで)市がメインの舞台になります。 【日常編】 謎解きではなく、登場人物たちの日常や人間関係にスポットを当てます。基本的には短編にする予定です。 気軽に感想とかいただければと思います。
作品情報
推理[文芸]
最終更新日:2020年03月30日
日常 青春 ミステリー 日常の謎 ミステリ 主人公複数 学園 高校生 新聞部 文芸部 鉛筆 図書室 生物部 喫茶店 読了時間:約316分(157,831文字)
連載 11エピソード
 誰かの映す世界の優しさや美しさ、そして儚さ。そんな旅をあなたと共に、をキーワードに様々な世界や日常を描いた短編集です。  この短編集の始まりは、短い文字数で「遠くへ旅に出たような感覚」になれるような作品を描こう、という想いのもと、短編集「3000文字で遠くに行きたい!(https://ncode.syosetu.com/n7153cz/)」にて始めたものでした。  いくつかの短編を書き進めていく中で、短編集のテーマであった「遠くへ旅に出たような感覚」は、次第に遠い異国という意味の物理的な距離の非日常性だけでなく、自分ではない他者の生活や日々の思いといった精神的な距離の非日常性もはらむようになりました。 短編という窓を通じて、日々の生活からほんの少しだけ一歩外に出てみるだけで、今まで見たことがなかった新しい世界を届けられたら幸いです。  掲載作は、前作を再編集したもの・または新規に作成した短編を掲載しています。並行して、同タイトルでカクヨムにも投稿しています。 8話(4/25)まで予約投稿済みです。それ以後は、執筆次第投稿します。
作品情報
その他[その他]
最終更新日:2020年03月06日
日常 旅 非日常 旅行 桜 花火 灯台 夜明け 砲台 雪 死者 異国 幽霊 戦争 島 読了時間:約90分(44,636文字)
連載 18エピソード
旧校舎で見つかった未来を記した手紙。そこには自分の名前と、自分が20歳になる年に待ち受ける出来事への招待が書かれていた。 「君を10の青春が待ち受けることになるだろうー」 差出人は? 呼び出される目的は? なぜ自分の名前が書かれているのか? 待ち受ける出来事とは? 即興小説トレーニングで未完のままだった作品の続きになります。途中(11話)までは既に投稿されているものの改稿し、12話以降は新しく書いたものになります。なるべく、各話は短めに作る流れていこうと思います。 まずは完結することを目指して、荒削りですが書いていこうと思います。25話程度で完結予定です。 タイトルは仮題ですので、完結後に変更するかもしれません。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2018年11月28日
青春 読了時間:約120分(59,697文字)
連載 16エピソード
・全て独立した短編 ・3000文字程度で完結 ・遠くにいったような心地を感じること 文字を超えて、旅に出てはみませんか? 個人的おすすめ: ・レンシアの星空(そら)の下で ★ ・What do you pray for, or which for. ★ ・アメリアの花火 ★ こちらの作品はパワーアップして投稿します。「夜明けは旅立ちのかおり(https://ncode.syosetu.com/n1650fl/)」というタイトルです。
作品情報
ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2018年07月14日
冒険 字数制限 旅 丘 星空 朝焼け 夜空 朝食 コーヒー 運河 メリーゴーラウンド 登山 願い 紛争 幽霊 読了時間:約111分(55,247文字)
短編
上京するため、私は実家の身辺整理を行なっていた。ピンクやオレンジ。高校卒業まで子供っぽい雰囲気を引きずり続けた私の部屋は、私がいなくなった後、物置になるらしい。新天地へ巣立つけじめとして、つい昨日部屋の片付けを終えた。  不要になった学校のプリントや書籍等の紙類を分別し、かさばるであろう小物に手をかけようとしたその時だった。白タンスの上の彼女が瞳に映る。いつもと変わらず佇む、ドレス姿の人形。それが彼女だった。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2017年10月09日
人形 寺 読了時間:約10分(4,876文字)
連載 18エピソード
 時は現代。人間社会と時を同じくして、神社会も情報化が進み、昔ながらの風習からの移行期を迎えていた。  主人公、揺戯(ゆらぎ)は受験生を控えた新年を迎え、毎年恒例の初詣を行うため、神社へと向かう。  神前にて所信表明を行ったのち、お祓いをするために社の中に入る。揺戯がそこで目にしたのは、神主が二人居るという”異様な光景”だったー。  出会ってしまった人外の者。そして、任された器。新年早々、一年を変える出来事が始まるー
作品情報
ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2017年05月15日
神 遣い 揺らぎ 足湯 初詣 神社 神社会 神器 読了時間:約126分(62,620文字)
連載 6エピソード
 高校二年生の初日、綾川 優炎〈あやかわ ゆうえん〉はフードを被った謎の男に追跡されていた。フェンスを挟み、追い詰められた優炎。男は彼を「裂衣」と呼ぶー。  古来、人は神から授かった、思い出でできた衣「思衣(しい)」を纏っていた。しかし、人々は思衣の恩恵を忘れ、争いに身を投じていった。怒る神々は人から思衣を取り返そうとする。しかし、同時期に現れた人物が神々を鎮めた、衣のあり方を変えた。その男もまた衣を失った能力者だった。  今、衣の能力をめぐる戦いが再びこの街で起ころうとしていたー。 2016/5/27 1話まで改稿
作品情報
ローファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2016年09月07日
異能力バトル ファンタジー 能力 衣 思い出 思衣 読了時間:約32分(15,773文字)
短編
主人公は、休暇の間、北欧の雪国の親戚のもとに滞在することになった。サンタ撃ち落とし祭りなるお祭りがあることを聞かされ、足を運ぶことになったー
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2016年02月14日
サンタ サンタクロース 雪国 祭り 読了時間:約10分(4,918文字)
短編
 僕らだけに許された場所があった。念じて近くの扉を開けると、いつでも行くことができる。言うなれば、逆どこでもドアだ。時間、世界の概念から外れたその場所を、前にお会いした先輩は「ヒーローたちの控え室」と名付けていたので、自分もそう呼んでいる。  今日もまた、訪れる僕たちを、あの部屋はきっと待ってくれているのだろうー。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2015年11月06日
ヒーロー 控え室 読了時間:約9分(4,417文字)
前へ 12 次へ