碇田瀾(いかりだ　なみ)は、学校帰りに気付けば異世界へと召喚されていた。一つの大陸に七つの国があるその世界の名前はナナツヨ。 身勝手な召喚、そして命の危機から激怒していたナミだったが、自身を助けた者たちによって、居場所を得る。 しかし、その居場所すらも白い光とともに全てを失ってしまった。 彼女は7つの国を巡り、そして隠された千年前の勇者の真実を知る。 ※展開はブラック。恋愛予定はありません。

大学生の蔵屋敷繭は、兄と別荘周辺を散策しているうちに、全てが灰色の世界に迷い込んでいた。 そこで出会ったのは、同じく灰色の世界に閉じ込められたのだという数名の男女。 赤色を名乗る青年は言った。 ここは灰色の王が治める灰色の王国。夢のようなものであり、現実に帰るには鍵を探さないといけないのだと。 タイムリミットは、自分自身が灰色に染まり切るまで。次第に色を失っていく体で、繭は現実へ帰るため銀色の扉をくぐる。 ※不定期更新です。

地域最大規模の祭、朽名祭の夜。私は母校である朽名高等学校に忍び込む。何よりも大切だった"アレ"を探すために……。 しかし、そこは明らかに何かがおかしかった。黒い空はともかくとして、赤い月！？　どうやらここは重なり合って存在するもう一つの学校とやらで、噂が実体化するらしい。そんなバカな。 挙げ句の果てに、私は自分が何を探しに来たのかさえ忘れてしまった。そんな中、"校長先生"の勧めで私は学園七不思議と時に協力し、時に敵対し、探し物を探していく。全ての真実は、九つ目の物語に……。 ※この作品は、ホラー、グロ要素が多々入ります。苦手な方はご注意下さい。 ※アルファポリス様でも公開中です。

郊外の大きな総合病院。リコは、そこに留まる幽霊だった。彼女には唯一の友人ジュンがいたのだが……。これは、孤独な幽霊が、たった一人の友人を失う物語。感動ものです。異世界とか魔法とかといった要素はないです。

秘密結社と呼ばれる、異様に高い科学技術を誇るテロリスト集団が存在する世界。国家は秘密結社から人々を守るため、独自に技術開発をし、資質ある少年少女を集めてヒーローやヒロイン(魔法少女等)をつくりだした。 だが、仮に悪役がいなくなったとしたら。……ヒーローに存在価値などあるのだろうか。 これは、『ヒーロー』を生かすために、スケープゴートにされた少年の物語。

桜咲き誇る4月の晩。 九重大学に通う私、小塚 環は、不可解な夢を見る。 それは、悲しい物語の幕開けだった…。 環は、物語の嘘の向こうにある真実にたどりつけるのか…？ 主人公の環が、予知夢を頼りに犯人と、自分の記憶を追う物語です。 ※物語の進行上、キャラが死ぬことがあります。ご注意下さい。 ※ファンタジー、恋愛、コメディの要素が混じります。 作者の処女作です。