現代日本から異世界転移することになり、直前に女神にお強請りしてスキル「サイキック」をもらった主人公。しかし彼は気付かなかった、女神のしたり顔に―― 目覚めた先は異世界。ちょっと産業革命のイギリスを彷彿とさせるそこで出会った少年の前でスキルを披露したところ、彼に肩を掴まれた。とても真剣な顔で。「君、死ぬぞ。正確には殺される」 目覚めた国「ユヴェーラント」及び周辺諸国で広く信仰されているボトム教。この宗教の教祖である現人神一族は奇蹟を起こす。そして彼ら以外が起こす奇蹟は認められない――即ち、主人公は「異端」である。「あの女神絶対どつく」スキルを隠すことにしながらも、ユヴェーラントはテロリストや盗賊などが跋扈するそこそこ物騒なところで――!? 異世界(?)転移ファンタジー。