引きこもりのヨルクは、突然、辺境の惑星へ飛ばされる。 連れて行ったのは、有機系・小型宇宙飛行艇のヌン。 そこには、たくさんの子供たちがいた。 紛争で、孤児となった子供たちだ。 ヨルクはどうするのか。 〜〜〜 作者は、大人の引きこもりです。

国が衰退していく中、希望を託された若者たちがいる。彼らは生き残れるのか。愛を見出し、どのように生きていくのか。

三つの月にまつわる、三つの悲しい恋物語。「エルナトの女王」の番外編。 「イベリス」の前置きの話です。 この話がエルナトの女王を奮い立たせるのです。

突然、飼い主を失ってしまった猫のフリスキー。 次の飼い主が見つからなければ、フリスキーは動物保護センターへ連れて行かれ、処分されるかもしれない。 それを心配した猫アレルギーのティムは、新しい飼い主となることを決意する。 そんなティムにフリスキーは一目ぼれ。 そしてフリスキーは、他の猫たちや犬たちを救う扉を開くことになり、ご主人様たちの生活をも変えていく。

ステファナは、貧しい国のお姫様。この国の女の子たちの結婚は早く、ステファナは十五歳だというのに、お見合いをしなければならない。しかも見合い相手は、倍の年上のおじ様たちばかり。ステファナの理想は本で読んだ「白馬の王子様」。田舎のお姫様は考える。そんな王子様なんて現れるのかしら・・・試行錯誤しながら大人になっていくお姫様の話です。

"イベリス"の続編です。フィニアスとフロースは、お互いに別の人と結婚し、それぞれに子供が生まれ、時を経て再び会います。忘れたはずだったのに、フィニアスの中に彼女への思いが蘇っていきます。そしてフロースの娘、十六歳の乙女の青年への恋。青年の心の葛藤。自信家だったフィニアスの心も揺れ動きます。忘れられないその面影。それは、別れた後も、消えることのなかった残像。フロースは、フィニアスにとって特別な女性でした。

フロースは、イベリスに出会ったことで、自然がゆっくりと変化していくように成長していきます。またイベリスも、彼女が、自分の生きる理由になっていきます。自然や社会問題を織り込み、中世・近世・近代などの時代をベースにした想像上の未来が舞台の恋愛小説です。

この小説は、私がアメリカで知り合った、ラブと言う女性から直接聞いた彼女の経験を元にして書いたものです。ラブは、カリフォルニア州の刑務所で、最初の女性刑務官になった人でした。そして、彼女の姉を通して、ある事件の究明に関わります。彼女がそれに関わったことは、このアメリカでは少数の人にしか知られていません。恐らく、記録にも残っていないでしょう。彼女は、関係者に感謝されるだけで良かったからです。そんな、アメリカ人も知らない話を、日本人の皆さんに知っていただきたくて、フィクションも交えて書いてみました。（年代や年齢も、私の創作です）

カフェの女主人の奈々が、そこで会うお客、そして彼女の過去を交えた話です。奈々は日本人で、アメリカでカフェをオープンしました。このカフェは、実際に存在していたことがあり、実話系です。人はなぜ魅了されるのか、そしてその結末は・・・ちょっと切なくて、怖くて、素敵な話だったので、小説にしてみました。

世界が終わった後、残された都市の一つに迎えられた少年ユージ。そのユージを助ける蓮もまた、少年時代に葛藤があった。ユージと蓮を励ましたアクトロイドたちは、同じ深い青のクリスタルガラスの瞳を持っている。そして蓮を目覚めさせるのは、夜空と、雄大な地球の自然だった。