異星マサクーンには「ティン王国」という有角人の国が有った。
そこでは頭部に生えた角を「ティン」と呼んでいる。女性の場合は二本生えているので「ティンティン」という。
ティンには特殊な力が宿っており、その威力はティンの大きさに比例した。その為、王国では「ティンの大きさこそが人の価値を決める」と信じられていた。
この物語は、「史上最大のティン」を持つ王国の王子デッカと、「史上最大のティンティン」を持つ王国辺境伯貴族令嬢リザベルとの、愛と勇気と力と技と、勢いと思い付き、行き当たりばったりで構成するラブ×∞+コメディである。