ーー毎日が"何か"の記念日である。 「今日は何の日？」をテーマに、Twitterで書いた130字前後の短編集です。 一日一編ずつ書いたものを、半月ごとにまとめて更新していきます。

黒い蝶がひらり、一匹。結婚式当日。幸せを目前にした俺たちに、負の兆候が現れる。▼「始まらない恋企画」参加作品。

これは、もう一人のシンデレラのお話。 宝箱と引き換えに、彼女が願う四つ目の願いは。

──僕は生まれた時から「見世物」だった。 とあるサーカス団の白いピエロ。真っ白な彼に、ただ一つ、青い涙。

その街の人間にとって、ハロウィンは特別な日。そのハロウィンの陰の主催者と呼ばれる『ジャック・オ・ランタン』を任されたバート。彼はハロウィンの夜をどう照らすのかーー？

午前三時。ここでありながら、ここではない、夢現の時刻。 日常に悩みを抱えた僕は、今日も洋楽を耳に"午前三時"の世界を歩く。

「向いてない」と言われ続け、それでもなお見習いを続けるおちこぼれの陰陽師。浮かない日々を過ごす彼に、ある日、運命の出会いが訪れる。その出会いは、彼に幸せをもたらすのか、それともーー。