作品一覧全10件
短編
僕の中身は、彼女の事でいっぱいだ。 それが僕から漏れていくのを、ただ眺めていたいのに。 こぼれていく彼女の思い出はいつまでも、とても綺麗に見えて。 ごく近い未来の灰色な、世界は静かだ。 そこは僕の居場所。
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2016年05月01日
SF 戦争 恋愛 ミリタリ 読了時間:約54分(26,954文字)
短編
 病室で目を覚ますとぼくは、変調に気がついた。  僕の体と頭に起こったそれは、ぼくの機能を次々に奪っていって。逃げようとする事もできない。先週末に突然始まった、「もう一人の出現」でぼくだけがこんな事になっている。もうどうして良いものやらさっぱり分からないんだ。
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空想科学[SF]
最終更新日:2016年03月05日
SF パラレル 終わり 始まり 脳 読了時間:約5分(2,063文字)
短編
きみと、わたし。 凄く似たもの同士で。出会ったばっかりだけど、凄く好きになっちゃった。 きみがどこから来たのか、何しに来たのか。テレビとか、ネットとか、みてると段々分かってきたよ。 でも、まあ、気にしないことにするね。
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ノンジャンル[ノンジャンル]
最終更新日:2016年03月04日
SF パラレル 戦争 現代 読了時間:約4分(1,872文字)
連載 8エピソード
二〇世紀末に、アジアでそれは始まった。その片鱗は、衛星がじっと見つめていた。 みんな、何も知らずに、思い思いに時を過ごす。 世紀末の予言なんか当たらなかったけれど、世紀末の夏に、それよりもひどい何かが起こり始めていた。 私たちは、どこにむかうのかな。 いろいろなモノは壊れていくけれど。 SFミリタリ。 「いつか来る終わりは、もしかしてずいぶん前にきていたのだろうか」
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パニック[SF]
最終更新日:2016年03月03日
近未来 SF ミリタリー 恋愛 読了時間:約24分(11,887文字)
短編
彼女は、彼女の大きさの箱に入れられて、彼女の部屋に戻ってきた。 彼女と僕が一緒に居たそれまでの時間は、僕の嘘と、それに気づかない彼女の思い出だった。僕の罪は、彼女にはきっと知られないけれど、僕はそれを贖う事なんか出来ないだろうと言う事を知っていて。 「ずっと待っているから」 口癖のように、僕は今でも繰り返す。
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2015年12月06日
SF 恋愛 戦争 読了時間:約16分(7,828文字)
短編
わたしは、あの頃のことを思い出す。この匂いにあの頃の彼のことを何度も、何度も思い出すんだ。
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現実世界[恋愛]
最終更新日:2015年10月12日
恋愛 涙 読了時間:約13分(6,263文字)
短編
ぼくは、彼女にであった、ついさっき。ぼくの腕の中にいる彼女は、まるで運命の人らしい。彼女のとなりにいる男が少し気にくわないけれど、あまり気にしないことにした。ぼくは、この状況をもう少しだけ、楽しむんだ。
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アクション[文芸] R15残酷な描写あり
最終更新日:2015年10月08日
近未来 紛争 SF 読了時間:約6分(2,785文字)
短編
 夜に、飛び込む。今日も高高度から飛び降りるぼくは、真っ黒な空に飛び込む。最新の玩具をまとって僕らはアフリカのどこかに降下する。僕の役目はやっと、そこで始まる。  でも、任務の最中、僕はいつも彼女のことを思い出すんだ。
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アクション[文芸] R15
最終更新日:2013年09月21日
近未来 SF 戦争 読了時間:約43分(21,379文字)
短編
 目的不明の集団により居住試験区画が占拠され、奪還のために、人型重機兵と「棺桶」と呼ばれる自律走行機銃が管理局は放つ。  彼は、人気の無い通りを見つめて、トリガーを絞り続けた。  武装集団の運営する平和裏な秩序実行の世界とは何なのか。
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空想科学[SF]
最終更新日:2013年09月10日
ディストピア ロボ SF 戦争 管理社会 読了時間:約32分(15,768文字)
短編
 ただの休日、祝典に出かけデートをし、一夜を過ごす。それだけの小さな一日のはずだった。しかし私はテロに遭遇してしまう。何も出来ずに傍観する時間は果てしなく続いて、私は立ち尽くす。  そして、ただの偶然によって生き残った私と彼は、また生活に戻っていく。
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空想科学[SF]
最終更新日:2013年08月12日
ディストピア ロボット SF 戦争 管理社会 読了時間:約18分(8,816文字)