二一世紀の終わり頃。 　電脳世界をもう１つの世界と見立て、リアルとは別の“もう一つの世界”を形成する。そんな夢のような技術の栄枯盛衰を経て、電脳世界による現実世界の侵蝕、いわゆる「電蝕」が始まった。 　電蝕に対抗する組織として、日本では【CC討伐協会/society of Cyber-Creature annihilate】（通称:ソーカ）を設立。全国に支部を設け、広く人員を募り、多くの者が赴いた。 　ソーカ第7支部の少年、伊月祓もその一人。腐れ縁の幼馴染、廻間凰鏵とともに、戦いに明け暮れる日々を送っていた。

　メインが嫌になったときに書いた短編集。 　ふと思いついたときに、気まぐれに更新します。

　普通科高校の終る頃、こんなことを思っている人もいたよというお話。