現代日本では自由に生きられない……黒野翔は諦めていた。
国や社会、学校が定められた枠組みから外れ生きていくのは困難で、減点方式の世の中では一度失った信用が戻ることは滅多にない。
だから周りに深入りせず、問題を起こさず、荒波を立てず、無難に学生生活を送る。それが一番楽な生き方だからだ。
高校生活も三年生に上がり受験対策を意識した授業が続く日々の中で、ある手紙を見つける。
『三年生の俺へ』
そんな見出しの手紙は、二年生だった自分が書いたもののようだった。しかし、それを書いた覚えはまったくない。
『彼女を救ってやってくれ』
覚えのない過去の自分からの手紙が気になり運命の歯車がはまり、動き出す――。
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