―――これは、愛の物語。―――
芥川浪漫(あくたがわろまん)は奇妙な名前とその容姿以外は普通の男子高校生、だった。突如現れた「魔女」と「愛の狩人」と名乗る者達により浪漫の「日常」は崩れ去る。この世界の裏側を見てしまった浪漫は「愛の狩人」に殺されかけるが、クラスメイトの地味な少女・藍沢明日見(あいざわあすみ)と「魔女」グリンダに救われる。「魔女として追われながら生きるか、今ここで殺されるか、どっちがいい?」生きる事を選択した浪漫は、そこで「魔女」と「愛の狩人」がたった一人の少女を巡って何百年も争っている事を知る。「聖少女」と呼ばれるその少女を手に入れた者には、望むもの全てが与えられると言う。そして運命に導かれるように少年は「聖少女」と出逢うのだった......。