魔女と少年は『文明遺跡の森』の端で出会った。
少年は、《人里》には戻りたくない、とその意志を示し、魔女は、独り立ちできるまでならいいか、とその意を汲んだ。魔女は少年に生きていくための知を与え、少年は魔女を慕うようになる。
──そうして五年後、少年は魔女の想像よりも大きく育った。一人でも生きて行けるであろうと思われる成長を見せる少年に、魔女は知己の親友からの提案で少年を《人里》に行かせることにした。しかし、そこでの出来事が以降の二人を翻弄することになる。(2021/11/06 編集)
※pixivさんにも載せてます。
【人物紹介】
・カンザキ……魔女。『遺跡の森』に住んでいる。黒髪黒眼。隻腕隻眼。臙脂色のスーツの上から、臙脂の羽織を肩から掛けている。口が悪い。
・リンフ……少年。行き倒れたところを拾われる。銀髪緑眼。褐色肌色。料理が得意。
・フジノ……カンザキの知り合いの魔女。妖艶な見目に反して少女のような性格をしている。コロニーで薬師をしている。
・ヴァイス……白い魔法使い。リンフと気が合わない。コロニーで医者をしている。
【その他←】
・クロ……猫だったり蝙蝠だったり帽子だったりと何にでも成れる黒い塊(?)。カンザキの使い魔のような存在。とりあえず、何かと便利←
集英社小説大賞6 魔女 少年 (一応)未来設定の話 魔女が少年を拾う 魔女が少年を育てる ファンタジー? 魔女集会タグの妄想 作者が 読みたいものを 書いてるだけ
読了時間:約262分(130,581文字)