日本には八百万の神様がいる。妖怪と呼ばれる存在がいる。日常の中には科学では説明できない事象がいくつもある。もしかしたらそれは神様や妖怪の仕業かもしれない。それでも本当に会うまでは信じられなかった。彼が銀猫と出会うまでは。 銀猫は言う。「怪奇解決のバイトをしないか」と。今から奇奇怪怪なバイトが始まる・・・。 「e」と着いているタイトルは挿絵付きです。

宝探し。 子供の頃に一度はやってみた遊びではなかろうか。そんな一般的な遊びで不思議な体験ををした一週間。 楽しく、懐かしく、悲しい一週間だった。当時から10年以上経ったけどふと思い出す。 みんなは宝探しという冒険をしたことがあるなら、どこに冒険に行きましたか。 私は『彼と』1週間かけて冒険しました。「宝物ってのは探すからこそ宝なんだ」

世の中には奇想天外と言った怪奇が溢れている。信じない人が多いがそれは実際に出遭っていないからだ。実は案外怪奇は近くに潜んでいる。 この物語は奇想天外の怪奇に出遭った少年『解浄銅璃（かいじょうどうり）』が『禍（ワザワイ）』という怪物（妖怪）を退治しながら『禍（ワザワイ）』の謎をつきとめていく。 そのせいか彼は怪奇によく巻き込まれて解決していく。そんな彼は『巻き込まれ解決する者』。 ※この『銅色奇想記（あかがねいろのきそうき）』は『銀色神妖記（ぎんいろしんようき）』の数年後の未来の話となっています。 この2作品にどこかしらに話の繋がりがあります。しかし『銀色神妖記』を読まなければ『銅色奇想記』が分からないということはありません。 『銅色奇想記』から読んでも大丈夫です。