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地獄で監視者として暮らしていた悪魔の「ゼルク・ゲルヴィント」
いつまでも終わることのない命を、とある者から授けられたゼルクだったが、当の本人は地獄で行われている刑罰よりも、死を迎えることができない事の方が、なによりも苦痛だといつからか考えるようになっていた。
選別される魂を見続けるだけの日々に、絶望しきっていたある日、選別を待つ者達が作る列から飛び出した一人の魂がいた。
ゼルクはその魂を追い詰め、列に連れ戻そうとすると突然、体が淡く光だし、気付いたときには地獄とは全く違う別の世界にいた。
そこで出会う紫髪の少女との交流が、やがてゼルクとその少女の全てを変えていく出来事となる。