世界は滅んでいて、そんな世界に放り出されて、私はどうすればいいのだろう。

彼女もいなければ、これといった特徴もない男子高校生の恵美喜祐は突然の死を迎えた。喜祐が気付いた時には【男の勲章】を持たない、美少女の人形として異世界に転生していたのだった！ 人形故に成長見込みのない貧相なボディに秘めた想いと共に喜祐は第二の人生を歩み出す。 不定期更新。

　人々は大地を棄て空に生活の空間を求め、都市を丸ごと浮かべて自らの領域とした。大地の力を借りずして人は生きられない。その歪みは「穢れ」として現れる。穢れを祓う蟲使いの一族である土赤龍司は巫女である鵤星歌と出会い振り回され、自分が拠って立つ都市が何者かによって意図的に穢されている事に気付いた。一体、何が目的で誰がこのような事を……？　蟲使いの少年と巫女の少女は都市を守る為に空で戦い、そしてうたう。 某大学にて部活動の一環で書いた作品。