「ねぇ、君。ぼくの玩具(おもちゃ)にならないかい?」
死にかけの主人公に突然聞こえた女性の声。普通はそんなことを聞かれたら即お断りをするだろう。だが主人公は生きるために、玩具になることを選んだ。
玩具になることを選んだ主人公は異世界に召喚された。その声の正体は、見た目は20歳、中身は八千五百七十歳の死にかけの美女だった。
玩具になるというのは、その美女が八千九百五十二年かけて研究した成果を主人公の体を改造して詰め込むと言うものだった。改造に掛かる時間は約一週間。改造を始めたら終わるまで死にそうなほどの痛みを伴う。だが、成功したら唯一無二の『力』を手に入れることが出来る。
主人公が召喚された異世界は弱肉強食の世界。生きるためには『力』がいる。
激痛を伴う改造を受けた主人公は、成功したが長く続いた痛みのために性格が変わってしまっていた。頭に住む自分を改造した主と共に、仲間は大切に、敵は必ずぶち殺す。そんな性格になり唯一無二の『力』を手に入れた主人公は、元の世界で家族を大切にしなかったことを悔やみ、弱肉強食の異世界で家族を造り、仲間を造り、妻を造る。
そんな物語です。
改造人間??