長く連れ添った彼女が俺の元を去り、虚無感に襲われるまま会社を休んでしまう。そんな俺の所へ1人と数えていいのか1匹と数えていいのか分からない奴がやって来て、俺の運命は大きく揺らぎ、動き始めるのであった。

気がつくと、私は落ちていた。ずっとずっと落ちていた私がたどり着いたのは、暗闇に包まれた世界。そんな私を慰めてくれるハムスターに、迎えに来てくれた綺麗な少年。それに不思議な電車に、仄暗い街。一体ここはドコで、私は一体どうしてしまったのだろうか。

木古内蓮（きこないれん）の幼馴染、知内結衣（しりうちゆい）が死んだ時、蓮は絶望のあまりに自殺した。しかし、何度やっても死ぬことはできなかった。そんな蓮の前に姿を現した１人の男。「世界を変えてみないか？」そう言って男は蓮の手を取ったのだった。 ※この小説は他の小説投稿サイトにも投稿しています。

見上げた空はとても綺麗で、優雅に優美に鳥が飛んでいる。けれど私の足元はとても汚くて、見続けるのも不快なのだ。

めそめそと泣き続ける青年。ねえ、どうして貴方はそんなに泣いているの？

少し変わった彼と、私のおかしなお話し。