『ダービー馬の馬主になることは、一国の宰相になるよりも難しい。』
チャーチル
地方競馬所属馬が未だかつて成し得ない《中央クラシックG1制覇》。
門別ホッカイドウ競馬に、それに挑んだ一頭の馬がいた。
彼の名は、コスモバルク。
惜しくもクラシック制覇は成らなかったが、
彼は、海外G1制覇という輝かしい戦績を持って引退した。
そして、その数年後。
ある小さい牧場に、その馬の血を継ぐサラブレッドが誕生する。
そいつはいろんな意味で奇跡の存在となる。
いずれ競争馬になるであろうその馬と、それを取り巻く人間関係を描いた
いろんな要素を混ぜ混みすぎて純粋に競馬小説とは言いがたいが
ファンタジックな愛とロマンの競馬物語。
青春 競馬
読了時間:約1,132分(565,985文字)