恋を知らないお姫様マーガレット・エル・リンガホーンは、ある目的のためにメイドになることを決意した。
それは生まれながらの婚約者である、精霊王マキシミリアンの人となりをその目で確かめる為だ
断崖絶壁の山奥にある屋敷にもぐりこんだマーガレットは、偏屈で人間嫌いと噂される精霊王の下、慣れないメイド生活を送っていた。マキシミリアンや、周りの精霊たちと少しずつ心を通わせ始めるが、執事のレンとはまったく気が合わない。
口の悪い青年の存在に、結婚生活に不安を覚えるマーガレットは、皇室を巻き込むとある事件に出くわしてしまう。