寒い冬の朝、新雪の上にされた「あしあと」のような窪み。 でも、そこは５階建て集合住宅最上階。一体、この窪みは？

病院のベッドの上。虚ろな中でも皆が自分の為に集まってくれているのが何となく理解できる。だが、そこに一人だけ足りない。 行き掛かり上育てることになった女の子”花織”。 その子との思い出が頭の中を駆け巡る。 出会ったころからの思い出が鮮明に。そして、その思い出が現実に追いつきそうになると、次第にその回転がゆっくりとなり・・・。

メイド喫茶の日常の出来事。 メイド喫茶で働いていたクルミのところへ来店した一人の年配客。 クルミは彼との接客の中、このメイド喫茶と言う存在を愛することとなった切っ掛けを作った祖父とのことを思い出す。優しかった祖父との不思議で衝撃的な出来事。

ちょっとお下劣で、マッチョとヒーロー好きのお宅女子高生が、通りすがりのお婆さんからもらった”プロテインＸ”により、無敵のマッチョ（マッチョン）になり、悪をやっつける勧善懲悪。 お下劣な刺激と正義の狭間で乙女心は揺れ動く！ 　

駆け出しのモデルタレントのところに始球式の営業が舞い込んだ。

落ち込んでいた柚葉の母の体に一本の白く細い毛が生えた。祖母からそれを”幸せの白い毛”と教わった。

彼女は意地を張って彼と別れてしまい、３年も引き摺ってしまっていた。 そして、別れた日にその場所にやって来た彼女。 そこで・・・。

私立三毛女子高にも、お決まりの学校の怪談話が存在した。 夏休みのこと、学校の敷地内に合宿所が出来たことを記念して文化部である科学部も例年行っている一泊二日の合宿をそこで行うこととなった。 夜になり、慣例の肝試しを行ったのだが・・・。

大学受験を迎える高校３年生の優一。彼には、ちょと他人には言い難い体験がある。 それは、１５歳の春、高校受験の終わったその夜からしばらくの間、しばしば金縛りに会っていたことである。ただ、その金縛りがただの金縛りでは無く、なんと得体のしれないモノが、彼のパンツに手を掛けると言うものであったのだった。

初恋をした娘が、母の初恋について聞いて来る。 それに、母は恥ずかしがりながらも自分の初恋の話を聞かせながら、自分が人生の中で感じた大切なことを聞かせると言う話。 ＜３話で終わります＞