オペラ座には、幽霊が住んているという噂があった──────。
これは煌びやかな舞台の幽霊話をもとにした、もう一つの物語。
暗く寂しいオペラ座の地下で暮らす一人の青年。
オペラ座の幽霊と呼ばれる彼は天才的な音楽の才能に恵まれながらも、幼少期に負った顔の傷を隠すために常に仮面をつけ、人目につかない地下で育った。
しかし天使のように純粋で美しいクリスティーヌと出会った時から、彼の運命は変わっていく───。
※注意※この小説は基本的にガストン・ルルー、スーザン・ケイの小説を意識して作られたパラレルストーリーですが、必ずしも原作に忠実なわけではありません。ウェーバー版やアーサー・コピット版など、色々な作者の物語を参考にし、私が独自に作り上げた話です。
この作品はDunkelheitとしてエブリスタにて公開していた作品の修正版です。(あちらは現在、非公開設定中)