「ハーレムを作ろう!」
西下 刻也はクラスメイトである最上 綾からそんな突飛な提案をされた。彼女曰く現実には青春が、夢が足りない、と。
非現実的だとは思いつつも、彼はその提案を受ける。明るく頭の回転が速く、コミニュケーションに長けた相棒最上と共に、魅力的だと感じた女子生徒へとアプローチを始める。全ては仲良くなる、ただそれだけのために。
青春とはなにか、ラブコメとはなにか。2人は理想もわからないままに、それを目指してひた走る。
時として、同級生の恋愛相談を受けたりしながら、少しずつハーレム以外の人間関係も築いていく。
気持ちも言葉も本物で、意図的か、自覚しているかの違いでしかない。そんな計算尽くしの二人の行動を、それでも青春ラブコメと呼んでもいいだろうか。
これは、一人の男子と一人の女子が、好きになれそうな人間に向かって仲良くなろうと真面目に考えて実行する、そんな物語。
カクヨムでも連載中。
ブックマーク500突破
ブックマーク、感想、評価、レビュー大歓迎