名門貴族の生まれであるフロウ・グレイシアは恵まれているはずなのに、暗鬱とした生活を送っていた。そんな生活が続く中、落ちて来た隕石が彼の生活を変えていく。突然の変化の中で最もフロウの傷ついた心を癒したのは、グローディア王国の姫君であった。彼は自覚なく姫に惚れ、心の内で静かに忠誠を誓った。フロウは、彼女を守る為ならば、一国すらも滅ぼすであろう

小さい頃。母に隠れて父はこっそり俺を迷宮に連れて行った。目の前に広がったのは草原や高野。獰猛なモンスター。ひたすら踊っているモンスターなどを見たりした。数少ない幼い頃の冒険の記憶。しかし、それだけで俺を虜にするのには十分だった。俺は求めた。三つの宮殿に眠る最高級のドロップ品とスキルカードを。絶賛家出中の皇子は美しい女性と出会った。彼女は奴隷でしかし、ある国の姫で……。時に冒険。時に人助け。そんな気紛れ皇子の物語。

陰陽の血筋。土御門の家に俺は生まれた。しかし、俺は異質だった生まれた時から強力な式神を身に宿し、その所為で物心ついた頃から幽閉されていた。持っているのは、式神がくれる知識だけ。何も知らない。だから知りたくなってしまった。死ぬってどういう事だろう。感情の赴くままに首を切り落とした俺は、馬鹿な事をしたのに転生によって運よく二回目の人生を手に入れた。俺は、異世界に着いて早々に魚遊びをしている勇者のブラを剥ぎ取ってそれを元手に冒険を始めようとした。だが、辿り着いたのが魔物の町で……。黒髪の竜騎士である美少女ニーズヘッグにスカウトされたり悪戯好きのデュラハン嬢とかが居たりする大変な魔王軍ルートが始まります。

幽霊サッカー部員である神田明の練習内容はもっぱらウイニングイレブンだった。新作発売だからとルンルン気分で外に出たが最後。彼は鉄筋やらラケットやらにブチのめされてこの世を去ってしまう。そこから転生試験やら何やらで酷い目に合うのだが、やっとの思いで所属したギルドも酷い物だった。明は、他のギルドから問題児として追い出された人達の小規模精鋭ギルドに入ってしまっていた……。