とある理由により、去年の冬にラルゲット魔法学院に推薦された白石雪。
しかし、合格発表の日にタチの悪い魔剣使いに脅されてしまう。
どうしようか、と思っていた所を魔導学院の制服を着た第三者の介入により、事なきを得る。
その第三者の名前は本城瑠夏。ラルゲット魔法学園の魔導会所属の『魔導審判長』だった。
瑠夏に連れられて魔導学院に着いた雪は試験の日に学院に置き忘れた魔刀を返して貰い、合否を確認しようとした所で瑠夏に勝負を申し込まれてそれを受ける。勝負には負けたが、試験には合格していたのでほっとした雪だったが、その後も色々ありながらも『魔導審判長補佐』になった雪。
そこで最近頻繁に魔法を使用したり生きたりするのに必須の『生命力』をかなり消耗している生徒が続出している事を知り――。
『魔刀使いの少年の魂が繋がれる時、閉ざされた道は開かれる』