魔法で満ち溢れている世界でもっとも嫌われている紅魔族《こうまぞく》で生まれたロクヤ。いつも通り女の子と友達に憧れ、興味を持ちながら丘の上にある古い自宅から街の【ディレクトル】を眺めていたら、可愛い女の冒険者が来て…嫌われ者の俺には信じられない言葉を言った。泣き虫の冒険者、セレアと街を行くため森を降りる俺はセレアのわがままのせいで嫌々クエストを受注しについていく…静かにやっていくつもりだったがセレアとの出会いから妙な事件ばかりが起きてしまう。バカみたいな。
次々会う奴らも可笑しな奴ばかりで……この世界はちょっと可笑しい。
セレア「ロ、ロクヤさん大変です……! 北の方面からモンスターが沢山来るんですけどっ!」
ロクヤ「お前があいつらの巣に矢を何本も……って、だからそれをやめろって言ってるだろバカッ!」
神様……助けてっ!
こんな感じでもうロクヤ君の日常はハチャメチャ。セレアちゃん以外にも仲間は少しずつ出来ます。
ただし、この世界にまともな人がいるかは、まだ――わかりません。