科学技術が驚異的な発展をし、世界中で感情を持つロボットや空を単身で飛ぶ道具などが発明された。
さらに義務教育が廃止され、他国のように飛び級が可能になり、頭の良いものが上の立場に立つようになったことで、人々の生活は大幅な変化を遂げた。
そして2120年、遂に、夢だと思われていたモノの発明にある科学者が成功した。
正式名称航時機・・・世に言うタイムマシーンである。
それの登場は世界を震撼させ、世界各地で発明が始まった。
最初は科学者たちの間で、安全性が確認されると政治家などの国のトップ・・・そして、2年の時を経てついに一般人の使用が国に認められた。
時空旅行専門の旅行会社が興り、社会が活性化し、年間の旅行者は7万人以上に上った。
だが、航時機が一般人にも広がり始めるにつれ、犯罪が増え始めた。
歴史改変、許可なしに時空旅行をするもの・・・それによって、過去や未来が少しづつ変わり始めた。
それは当然現代にも影響を及ぼす。
そのことを危惧した世界の国々は、ある組織の設立を決めた。
それが、犯罪者を捕らえ、歴史の改変を直す、頭の良さや個人の能力を優先したエリートの集まる、航時犯罪防止組織、通称時空警察である。