ITエンジニアの天川比朗(あまかわひろ)は、会社帰りの夜道で出会った自称魔女に脅迫され、消滅寸前だという魔女の世界を救うため3つの契約を交わした。
日本での生活を捨てて魔女の世界で生きること。
人間が魔法を使う方法を見つけること。
今後も地球から連れて来る人間のため生活基盤を作ること。
比朗は契約の対価として、無限に等しい魔法の力と、病床にあった妹の健康を手に入れる。
そしていざ魔法を学び始めると、魔法の構造がプログラミングとよく似ていることに気が付いた。
魔法は作れるし、改造できる。この力は世界を救うのに向いている。
比朗は魔女の下僕として、世界を救うべく今日も働く。それが比朗と魔女が交わした『契約』だから。
※「カクヨム」に同作品掲載中