とある王国【アーホルン】の下町は、国が定めた秩序とは別の秩序で動いていた。
宝石商《シュワルツワルト》を筆頭に、様々なマフィアが下町に生息しており、今日も薬や武器の取引がされ、どこかの子供が売りに出され、誰かが死んでいく。
その《シュワルツワルト》の頭領【アンネローゼ】は、まだ幼い【ユリウス】という少年を拾い、自らを守護する存在として育てるどころか、愛すべき人として側に置いた。
物語は、このユリウスを中心に語られ、彼のアンネローゼに対する恩義と疑念に揺れる心を描いた話。
作品情報
ノンジャンル[ノンジャンル]
残酷な描写あり
最終更新日:2013年10月31日
OVL文庫大賞応募作 ファンタジー マフィア
読了時間:約11分(5,199文字)