こんにちは、職業オウサマやってます。もっと言うならお飾りオウサマですね。超優秀な臣下達に支えられて早数年、国も安定してきて何よりです。そんな臣下の内の一人、リベルトの幸せを考えて最近は彼のお嫁さんを募集しています。口は悪いけど心は優しいんですよ、ええもう口はとっても悪いけど。 そしたら彼にはどうやら好きな人がいるらしい。よしこれは応援してやらねば…あれ、何故か雲行きが怪しいぞ…？ ひょんなことから王に選ばれた山娘と、そんなオウサマに命を救われた臣下の恋物語。 …恋になるのかなこれ。

何を犠牲にしても、生き延びようとするのは生命として当然のこと。じゃあその犠牲になったものは? ……滅びを受け入れない、一つの世界の話。

あたし達は幼馴染だった。だけどずっと幼馴染でいたかったあたしは彼を傷つけて、あたし達は疎遠になった。そうして独り上京してから気づかなかった自分の想いを自覚する。でもそれは、既にあたし自身が壊してしまった恋だった。

幼き頃に奴隷に落とされ、意に沿わぬ戦いを強いられる男オマール。しかし絶望に彩られた彼の奴隷生活は、解放軍によって一変する。軍内でも一、二を争う力の持ち主のオマールは、期待と不安を胸に解放軍に付き従い、その中で一つの愛情を育んでいく…。

　僕達は幼馴染だった。ずっと一緒にいて、同じ学校に通い、変わらない時を過ごして…共にあることが普通だった。だけど、とうとう違う道を歩むことが決まった。そして僕が幼馴染という枠を超えようとした日に、僕はたった一人の幼馴染を失った。

　アンには、一つの真実が受け継がれていた。それは決して誰にも告げられない、けれど独りで抱えるには重すぎて今にも潰れそうだった。 　そんな時、風のように世界の端からやってきた青年レンは、アンと同じ真実を共有していた。祖母から伝えられた真実と、己の立場に悩むアンにとって、その存在は確かな安心を齎す。 これは二人が出会ってから数年後のこと…静かに、だが確実に訪れる、離別の物語。 （恋愛要素は薄め・真実が明らかになるまで時間がかかりますので、あらかじめご了承ください）