今日は大晦日。 年に一度の近所の家族対抗リレーが、屋根裏で開催される。

「なにこれちょうかっこいい！」 テレビの前で釘付けになっていた幼なじみはそう言った。 それが、彼女の夢の始まりである。

毎日が誰かの誕生日。 そして今日は、彼女の誕生日。

「先輩、今から言うお願いには絶対に、はいかイエスで返事してくださいね」 「はいはい」 「物理教えてください」 「はあ？」

「落ち着け、僕の左手。僕の右手も頑張れ。僕が食欲に勝つまで、この左手を抑えているだけでいい。目の前にある味の宝石箱に到達させてはいけない。頑張れ」 「すみません、何やってるんですか」

短いのでとくになしでお願いします。

同棲し始めて2年。 そうしたら、いろいろ思い始めることもあるわけで。

くらいくらい、部屋の中。 父さんが慌ただしく入ってきた。 「お前の力を貸してくれ」

「なんだ、何か探し物でもあるのか？」 「まあね。人を探してるんだけど、見つからなくてさ」 「じゃあここに行ってみろよ。値段はあれだけど、時間と腕は確かだぜ」

魔王ヴェインの復活にアインとエリナが立ち向かうも、ヴェインの圧倒的な力の前にアインは敗れた。 ヴェイン復活から一週間、世界はめちゃくちゃにされながらもエリナは1人で立ち向かう。