大好きな人に、伝えられない貴方へ――。 相反する黒と白が衝突し、世界は崩れる。 崩れた世界から与えられた、カウントダウンの意味とは。 モノクロの狭間で綴られる、SFチックラブストーリー。

世界が二つに分断された未来。こっちの世界に僕がいて、あっちの世界に君がいる。二度と君には会えないのだろうか？ 僕は君のいる世界に矢印の向きを変える。

果たしてどんなラテなんでしょう。日々の中に埋もれていませんか？

僕の青と、親父の青と、それから……。 えっとなんだっけかな……。忘れちゃったな。

宿題を進める夏休みの最終日。ふと思い出したおじいちゃんとの約束。 「八月が終わる頃にあの本を読みなさい」 僕は本を読み始めたが、眠りという名の夢の底へ沈んでいく。

あの時間が僕にくれた忘れられない夏の終わり