vanuma disolemenoの第三作。
魔女と人との間に、戦争が起こった。
人はその手に魔術を持って、魔女を圧倒していく。
魔女側は、人から恐れられることを恐れ、戦争でありながら殺しを良しとはしなかった。
ただ一つの例外を除いて。
召喚士が無事であれば死ぬことがなく、魔力を力に変えられる召喚獣。自分たちとは比べ物にならないほどの魔力を持ちうる異世界人。
この二つを組み合わせ、異世界から来たただの人たちを不死の軍団へと変えることを、魔女側の長が決意した。
そして、その不死の軍団、通称『顔無し中隊』にのみ、人を殺すことを許したのだった。
この物語は、その『顔無し中隊』が戦争を終えるまでに上げた活躍を綴ったものである。