『かみさま』に足首から下を奪われた少女は成長し、逃げこんだ都会で靴下の専門店を始める

こういうのを、時間の無駄というのだろう。

雨の日の沈んだ気持から逃げるように押入れの整理を始めた私は、一本の青い万華鏡を掘り出して。

仕事先で出会った少女から、あめ玉を一つもらった死神は……

村の片隅で見たこともない花を咲かせたその木の名前は、災いの象徴と云われた、「桜」というのだそうです。

水だけの金魚鉢を抱え、砂浜に寝転がる一人の男。彼はただ一匹の金魚に執着するあまり、周囲から『濡女』と呼ばれ、恐れられていた。

冬の朝、駅のホームで声をかけてきたのは、疎遠になっていたはずの幼馴染だった。どこか、様子がおかしい気もする。

その夜、アニーは初めての夢を見た

ひとりぼっちの静香の前に降ってきたのは、少女の姿をした流れ星だった。

ビニール紐からキジバトを救った自分は、恩返しに来てくれないものかと夢想する。次の日、家にやってきた訪問者に渡されたのは、小さな村興しイベントのチラシ一枚で……