――時は2050年。
2045年にシンギュラリティ(AIが人間を超える)を迎えた世界は、第四次産業が大幅に拡大し、人間の代わりにロボットが労働に従事するようになっていた。
そんな時代に生きる大学生・伊庭一心(いば いっしん)は、横浜工科大学に通う学生であった。昔から好きなロボットアニメに登場するロボットを再現するため、「ロボ研」で日夜開発に勤しんでいた。
だがある日、幼馴染の御厨譜月(みくりや ふづき)と同じ姿形の女性が一心の目の前に現れた。彼女は自分のことを別世界の御厨譜月だと言うのだ。
困惑する一心に彼女は「あなたはこの世界の人間ではない。元の世界に戻って私達と戦って下さい」と言うのだった。
彼女は何者で、彼女の世界とは何なのか?
様々な疑問を抱えた一心は、答えを導き出す――。