夜に読んでいただけると幸いです。

煙にまみれた人たちの平凡な日常。

　実家への帰省中、母の言い付けでおばあちゃんの家に行くことになった私は、トレンドマークの赤い帽子を被り、バスに乗り込んだ。おばあちゃんの住む家は、優しくて、大好きだったおじいちゃんの家でもある。おじいちゃんが亡くなってから、おばあちゃんは元気を無くしてしまったのか外出が減ったみたいだから、私の元気な姿を見せて、おばあちゃんにも元気を出して貰わなきゃね。 思い出に決別を告げ、新たな歩みを決意す女性の、新解釈、赤ずきんストーリー。

他人から評価されるということはどんな小さなことでも、喜びに繋がるということ。

御前アトマ(ごぜんあとま)は、森林生態学を専攻する大学院生の二十代だ。とあるパーティーに出席した事で人生を変える事件に巻き込まれ、平凡な日常から遠ざかってしまう。

下ネタに初な人はご覧にならない方が良いです。 昔っからの男友達てのはこういう会話を淡々としてるもんですよ。こんな平和でシンプルな日常を切り出してみると、本人たちは気付かない笑いや驚きがあるんじゃないか、そういう人間関係でありたいと思っております。

モラトリアムの中に感じた、内なる恐怖。

青森県弘前大学とその周辺を舞台に、とある男子学生の身に起こる非現実的トラブルを、金銭消費型ベルト式変身活劇として書いた青春小説。 (不定期更新・連続十一話予定)