自分では、家以外はごくごく平凡な女子だと思っていた高校生・緋賀園雪。彼女は入学式の日、校門に既視感をおぼえた直後、失神してしまう。その間に夢見たのは、なんと「前世の記憶」。そのとき彼女は、校門に感じた既視感から、トンデモないことに気づいてしまう。それはこの学園がとある乙女ゲームの舞台である、ということ。それだけならば問題はなかったのだけれど、ヒロイン・花里 小鞠が入学しているにもかかわらず、メインヒーローの姿を見ない・噂も聞かないという事態。そのメインヒーローの苗字は、「緋賀園」。名前の読みも雪と同じキヨだった。
混乱の差中、彼女ははたと気づく。これがトリップなどでよく見る「成り代わり」現象だと。
なるべく目立たないで生活しようと決意した緋賀園雪(15)。一難去ってまた一難。彼女の決意もなんのその、フラグは常に彼女に迫り来るのでした。
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