みのりは就職したばかりの新卒OL。同時に始めた一人暮らしに寂しさを感じ始めていた。そんなある夜、みのりの部屋にどこからともなく黒猫が現れる。みのりは驚きつつも気に入ってしまい、結局飼うことにした。けれどある時、黒猫は突然「自分は人間だ」と言い、沖田総司と名乗った。《全22話》 ＊エブリスタさんにて2019年8月22日付で新作セレクションに掲載頂きました。 https://estar.jp/selections/265

彼女は何処にでもいるような、普通の主婦だった。「普通が一番」を信条に、普通に生きていた。そんな彼女はある日、交通事故に遭う。そして、その普通で平凡な人生をあっけなく終える……はずだった。

傷心の香子はひとり旅に出た。人生の選択に迷って悩んで、また何かを選択する。明日も生きてゆくために。

雨の日の夜に現れた猫とわたしの共同生活はトラブルだらけ。でも、それはかけがえのないものに変わっていく。 ＊自作品「黒い猫」を書き換えました。

　刀を挿した浪人が、なぜか箪笥から飛び出した。

筆者の前作「黒い猫」の架空の別人バージョンです。 誰もいないはずのわたしの部屋に突然現れた黒い猫。一人暮らしに寂しさを感じていたわたしは、その猫を迎え入れることにする。以降、わたしは信じられない大騒動に巻き込まれていくのだった。

　いつもの帰り道、たまたま立ち寄ったアンティークの店で小物入れを買ったあおい。帰宅してみると、空っぽだったはずの小物入れに何かいる。恐る恐る開けると、中から小人が現れた。けれど、小人は敵意剥き出し。２人はしばらく睨み合うが、あおいは小人が怪我をしている事に気付く。血の気の多い小人に、傷の手当てをする事にした。

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