少し未来のお話。
巨大学園・千夜学園の新入生である藤原零斗は、入学式の夜に少女と出会った。
少女に励まされた零斗は学園生活に少しだけ前向きになれたのだが、愚かにもただ漠然とその場を別れてしまう。
たった一度の出会いと後悔というものを、遅ればせにも知ることになった。
もう一度彼女に会いたい、その一心で学園を駆け回る零斗。
どんな願いも叶えるという神様の力まで借りて、いよいよ彼女と再開できると思ったその矢先。
突然現れたテロリストの襲撃により下水道へと連れ込まれてしまう。
零斗を取り戻そうと策をめぐらせる神様。
少女の秘密を守ろうとする組織。
裁かれる神。
やがて訪れるゴールドラッシュ。カッパも出た。
これは少年が再び少女に出会う、ただそれだけの物語だ。
作者の私がどれだけ頭をひねくり回しても、この物語から得られるような教訓はない。
登場人物の誰しもがひどい目にあい、十分な見返りは得られない。
ただ、そんな喧騒の日々の終わりを彼らはどんな表情で迎えるのだろうか。
その表情を描いてみたい見てみたい。
そんな感じのドタバタ冒険活劇です。
50話(最終話)まで投稿していく予定です。準備が整ったら告知します