その男は単身、魔王城に乗り込み玉座の間にたどり着いた。 ありとあらゆる状態異常攻撃を駆使する魔王。 満身創痍になりながらも魔王を追い詰めた男。 あとはこの剣を振り下ろすだけで全ての決着がつくだろう。 しかし魔王は不敵にわらった……

ふとラジオをつけてみた。 どうやら、女子プロレスの試合が放送されているようだ。

　「昔は良かった」 そんな事を考えるとは、私も歳を取ったということなのだろうか。 そんな思いで私はペンを手にとり日記帳を開いた。

その日、俺は友人らと共にスキー場に遊びに来ていた。 １時間ほど楽しんでいると、ちょいと催したのでトイレに寄ったのだが、そこが最悪だった。 いわゆる"ぼっとんトイレ"である。 まぁ清掃はきちんとされているようなので渋々そこを使い、いざ出ようとすると世界が反転した。