大好きな漫画、クイーンズエッグに出てくる推しが死んだ日、仕事を早退した。
オタク友達に唆され、もとい勧められ、せめて自分の世界線で推しを幸せにしようと二次創作に手を出したエマ。
クイーンズエッグの世界に生み出したのは、推しの死を回避するために3つの贈り物を女神様からもらった自分の分身。
ひとつ、推しの傍にいるために必要な毒では死なない体質。半日あれば解毒もできる。
ひとつ、推しの死を回避するに必要なヒロインを助けるためのたったひとつの魔法。
ひとつ、推しの死を回避するためにこの先の展開を記憶している、知っていること。
冒頭を書いて一段落ついたので仮眠を取るはずが目覚めればそこはクイーンズエッグの世界。しかも自分が書き始めた二次創作小説の中。
十中八九夢だけど、いつ覚めるとも知れない夢なら目一杯堪能することにした。
推しの伯爵邸に転がり込んでメイドとして生計を立てながら、使用人仲間たちと打ち解けていくエマ。
そして毒を扱う推しの役に立てるように被験体として体を張りながら、推しの死を回避するために推しとも信頼関係を築いていく。
のだけど、何だかヒロインのお婿さん候補たちが気に入ってくれて思いもよらぬ方向へ話は進んでいく。
あと全然目覚めないのはもしかしてこれは現実なのかもしれないと思い始める。
推しの周りで起きる色々な出来事に巻き込まれながら、何とか推しに救われて欲しくて奮闘の日々。
原作ヒロインとくっつくのが一番収まりが良いと思いながら自分の本心にも気がついて…
でも願うことはひとつだけ。私、
推しを救いたいだけなんです!
※2022/3/15→3/21:皆様のおかげで無事に完結致しました!ありがとうございました!番外編も2つ書きました〜!これにて本当に完結です!ありがとうございました!
読んでくださる方々のおかげで続けてこられました!ブクマや評価に励まされたことは数しれず…完結しても時々覗きにきて頂けるような愛され作品だと嬉しいです。
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読了時間:約1,690分(844,912文字)