作品一覧全3件
連載 完結済 4エピソード
 相(あい)葉(ば)真(ま)南(な)はある日、偶然保健室のベッドで隣り合ったことをきっかけに、上条(かみじょう)真紀(まさき)と出会った。 初対面なのに、真南は真紀に片思いの相手を見抜かれた上、その奥手さを指摘されてしまった。 真紀の派手な容姿と、にくたらしい口調に、真紀への第一印象は最悪だった。 その後、真南は片思いをしていた幼馴染み の池上(いけがみ)晴斗(はると)から、自分の友達である石川(いしかわ)詩織(しおり)に告白されたと告げられた。  真南は、事実上失恋ということもあり、詩織との友人関係を考えて、傷心の胸の内を誰にも打ち明けずに封印しようと決めた。  真南は、真紀を『美形なだけの性格悪い男』と敬遠していたのだが、二人は同じ委員に任命されてしまった。嫌々ながらも一緒に仕事をしていくうちに、真紀の色んな面も見えてきた。なりゆきで打ち明けることになってしまった晴斗への失恋話には、初めて会った時とは別人のように、真紀は優しく真南を励ましもした。真紀を友人のように思い始めた真南だったが、恋愛感情は抱かないと決めていた。美少年ゆえに真紀は、真南には別世界の住人のように映っていたのだ。  だが周りの目は違い、嫉妬まじりの噂がたち始める。その噂は、本人同士を飛び越え、晴斗までも巻き込むこととなった。晴斗は、幼馴染みとして真南を心配するあまり、真紀と衝突してしまった。 真紀は晴斗に強い嫉妬を抱いたことで、芽生え始めていた真南へ恋心に胸を焦がした。真紀に気持ちを告白された真南は、意識的に恋愛対象から外していたはずなのに、本当はとても惹かれてしまっていたこと、その気持ちを無理に押し込んでいたことに気付く。  真南と真紀は、委員会の仕事で一緒に植えたマリーゴールドの花壇の前で、お互いの素直な気持ちを確かめあった。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2022年10月29日
スクールラブ 青春 ラブコメ 恋愛 イケメンとの恋愛 年下彼氏 ハッピーエンド ほのぼの 高校生同士 現代 123大賞3 読了時間:約73分(36,288文字)
短編
風紀委員の女子高生が、ひょうんなことから学校一のヤンキーに気に入られてドキドキハラハラするストーリー。
作品情報
現実世界[恋愛]
最終更新日:2022年04月12日
スクールラブ 123大賞3 恋愛 ヤンキー 読了時間:約67分(33,122文字)
連載 完結済 19エピソード
三上明(みかみとおる)は小学六年生。特技はサッカー。他は、ごく普通の活発な男の子だった。 ある日、たまたまチャンネルを合わせた深夜番組、スイスの独立時計師に密着したドキュメントを見て衝撃を受ける。そして、今まで興味も無かった時計の魅力に惹かれた。 時計に夢中になったトオルは、夏休みの自由研究で木製の懐中時計を作った。その作品は、市内の小学生作品コンクールに出品される事になった。コンクールの会場へ赴いたトオルは、同じ小学六年生の吉岡侑真(よしおかゆうま)と出会う。  初対面にも関わらず、時計の話で盛り上がった二人だったが、その場はお互い、名前を知る程度だった。 その後、デザイナーとして歩き出したユウマから、トオルにファッションショーの招待状が届き、二人は再会する。 ユウマは、デザイナーになる覚悟を決めていたが、本当は時計師になりたかった。その夢を、トオルに託そうとしていた。ユウマは、デザイナーだからこそ、トオルが作った作品を見て、トオルの才能を感じていたのだ。 トオルは、ユウマこそ時計師の素質があると思っていた。そして、ユウマの心がまだ時計師にある事に気付いていた。ユウマが時計師を諦めた事情は知っていたが、友達として、あえて後押しする事にした。 それぞれ、地元の中学に進学してから半年後、ユウマがトオルに中学を卒業したらスイスの時計学校へ行こうと言い出した。 留学するには、フランス語の習得が必至だった。 トオルは、中学でもサッカー部に所属していて、部活と語学の勉強との両立は難しい。 小学生の頃から一緒にサッカーをやってきた親友との約束もあった。悩んだ末にトオルは、ユウマと共に夢を追いかける事を選んだ。 それから約二年半後、中学を卒業した二人は、夢と期待を胸にスイスへと旅立った。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2014年10月28日
日常 青春 成長 運命 出会い 挑戦 未来 希望 友情 123大賞3 読了時間:約70分(34,896文字)