あなたには、いくつの名前がありますか？

全ての整形技術を過去のものにした、自分の身体を創り直せる新技術『リメイカー』　 そんな怪しいものが普及して五年が経ち、今や世界人口の八割が新しい身体を手に入れていた。 正味、得体の知れないものへの恐怖が先立つ私には縁のないものと思っていたのだが……

世の中にはリセットできないことの方が多いが、それは必ずしも悪いことばかりではない。

都市伝説のような怪談のような何か。 概案は小学六年生が考えております。

神々の住まう世界——天界が、ある日唐突に崩壊した。 地上界の理に縛られ、堕ちる神々。 その影響により、湧き出す異形。 そんな日常の崩壊に際して、誰よりも早く死んだ一人の男子高校生がいた。 彼の名前は神谷龍斗。 堕ちた神に潰されて死に、その力を譲り受けて生き返った半神半人は、大切な何かを守るために立ち上がる。

『記憶喪失のピアニストは、何を想って鍵を叩く』

あなたは覚えていますか？ そこにあったものを。そこにいた人を。 私は覚えていますか？ 世界に取り残されたあなたを。

小学校から帰る少年明は、気分のままにその日も山を探検する。そこで見つけた古びた祠を開けた時、彼の人生は変わり始める……

どうしようもなく腐敗したこの世界で、それでも生きて行こうと思うことに、一体どれだけの価値があるのだろうか？

美術室の扉を開くとそこは、カラフルに彩られた異世界だった。これは、中学時代の青春の形。僕の数少ない自慢話。(2020/06/21、大幅な加筆修正をいたしました)