孤児の古謝(こじゃ)は、音楽の才能を認められて後宮へ入るために試験をうける。
おなじく楽の才能がある少年・蓮(れん)や、高飛車な少女・倭花菜(わかな)も試験を受けたが、彼らは楽人になること以外の目的をもっていた。
天帝の暗殺をもくろみ復讐に燃える蓮と、天帝の寵愛を得てすべてを屈服させようとする倭花菜。
さらに楽人試験の場に、後宮を支配する残虐な女帝・美蛾娘(びがじょう)が現れ「妾を満足させる音を奏でなければ殺す」と言うが……――神々と筝曲をめぐる音楽ファンタジー。
※一部、暴力描写があります。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※作中で引用する地歌は、一部創作・改変してあります。
※コバルトノベル大賞落選作です。カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/1177354054885162205)にも掲載しています。