僕、漆羽悠里には厄病神が憑いている。
周囲の人・物問わず災厄をもたらして、身の周りに不幸がありふれているのが普通で、日常だ。当の僕はみんなが苦しんでいるのを外野から見ているだけだけど、特になんとも思わない。言った通りこれが日常だし、興味もなかった。
なのに――突然現れた『神様候補』と自称する一人の少女、彩原陽音がそんな日常をぶち壊してくれた。彼女から来てから僕に災難が降りかかって止まらないのだ。 人を不幸な目に遭わせるなんて、なんと酷いやつなんだ! 信じられない!
迷宮に迷い込んだり、神様らしくお悩みを聞いてみたり、世界を改変しちゃったり……。
不幸で災厄な僕と彼女のドタバタ青春譚をどうぞ。