ホルツザム軍先鋒突撃隊の隊長オデュセウスは、敵国バルダとの国境に位置する難攻不落の城塞ザーグ砦の攻略戦に参加していた。
彼の活躍で前哨戦に勝利した夜、オデュセウスは不気味で凶悪な闇の怪人の夢を見る。
それは、怪人がオデュセウスの死を予言し、さらに禍々しい紅い宝玉を彼の心臓に埋め込むという、凄惨なものだった。
数日後、ホルツザムはいよいよザーグ砦の攻城戦に突入。
決死の渡河を果たし、バルダ軍の防衛陣を突き崩すオデュセウス。
彼の活躍で砦は落ちるが、しかしそこで彼を待ち受けていたのは…。
魔帝マイクラ・シテアの野望を食い止めるべく戦う超戦士シ・ルシオン。
その戦いの中、青年ローブにより千年の時を越えて解き明かされる、トルキスタ聖教の伝説に隠された秘密。
そしてオデュセウスの運命は。
様々な人々の生きざまが交錯し紡がれる、ファンタジー長編小説。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
残酷な描写あり
最終更新日:2019年09月30日
オリジナル戦記
読了時間:約293分(146,458文字)